ワイナリーのネズミ シナリオ


『ワイナリーのネズミ』


このシナリオは、フリーのTRPG『大河物語』を遊ぶことを想定した初心者向けシナリオです。
好きに遊び、好きに改変してもらって構いませんが、元ネタがあることに留意してください。
元ネタは『The Elder Scrolls V: Skyrim』の盗賊ギルドクエストラインのひとつ、『湿ったスピリッツ』です。

とはいえ、遊ぶ分には元ネタを知っていても知らなくても特に問題ありません。
蜂の巣を燃やさないでください。それは一つ前のクエストです。

●想定人数:3〜5人
●想定プレイ時間:オンラインテキストセッションで5時間程度
(※キャラメイクをするなら+1時間、追加ルールを設けないならー1時間)
●舞台:ファビョルンの経営するワイナリー
●登場人物
ワイナリーの経営者:ファビョルン
ワイナリーの従業員:ホッブ、ベイランド
怪しい魔法使い:ワイナリーに住み着いて実験をしていたエルフの男。
(※ベイランドは、追加ルールを用いない場合は登場させなくても構いません。)
(※従業員の名前などは任意に変えられますが、この二人だけは元ネタからとってはいけません。元ネタを知っていると、内通者がバレるからです。)

ワイナリーの地下に住み着いたネズミを退治するだけのシナリオです。
上級者には少し物足りないかもしれません。
その場合は、追加ルールを設定してみてください。

更新履歴:2016年 10月10日 誤字修正(目標値と達成値表記の取り違い)

●導入


「なんてこった、地下室に何かが住み着いてしまったみたいなんだ……ああ!これから、お偉いさんのために試飲会を開くのに!」
依頼を受けて、冒険者たちはワイナリーへと集まってきました。

ファビョルンは皆さんが集まったのを見ると、ワイナリーの中へと通し、簡素な椅子に腰かけるように促します。

ファビョルン「やあ、よく来てくれた。と、自己紹介をしよう。私はファビョルンだ。こっちは、従業員のベイランドとホッブだ」
ベイランド「よろしく」
ホッブ「……」
 ファビョルンは商売人と言った顔立ちで、ベイランドは陽気な赤ら顔、ホッブは不愛想な男です。ベイランドは陽気に握手、さらにはハグまで求めます。ホッブは促されると握手はしますが、基本的にむっつりしていますね。
 ベイランドとハグをする人がいれば、酒臭いということに気が付くでしょう。

 このようにNPCが自己紹介をすれば、みなさんも次々と自己紹介してくれる流れになるかと思います。
 もしも追加ルールを適用していなくて、継続探索者の顔見知りばかりであるなら、自己紹介は必要ありません。
 余裕があれば、PCの自己紹介に合わせて、GMも「やあ、ドワーフの旦那。頼りにしているよ」などと相の手を入れるといいでしょう。このとき、もしも追加ルールで用心棒がいれば、肩をすくめたり、呼び方をフランクにしてみたり、ウィンクしてみてもいいかもしれません。

 それでもPCが自己紹介をせず、どうしたらいいのかわかりかねているようでしたら、次のように促しましょう。
「えーと、一緒にいるのが、一緒に仕事をする奴らだ。君たちの名前を教えてくれ」
 あるいは、単純に「自己紹介タイムです」と言って、PCに頼んでみるのも良いでしょう。

●ブリーフィング


 一通りのことが済むと、ファビョルンが次のことを切り出します。あるいは、PCの一人が、「で? 何をすればいいんだ?」と尋ねてくれるでしょう。
 ファビョルンはこのように言います。
「今一度確認するが、この依頼は、このワインセラーの地下に何かが住み着いてしまったようなので、退治してほしいという依頼だ。報酬は一人500G。道具は倉庫から持って行っていいし(※1)何か聞きたいことがあれば今聞いてくれ」

(※1)ファビョルンの言う通り、PCは、必要そうな道具(ロープ、ランプなど)を倉庫から持っていくことができます。ただし、もしもPCの中に【アイテム袋】を持っているキャラクターがいた場合、倉庫の下りを削って、使用を促すのも良いでしょう。
(何でも出せるスキルなので、序盤で使うかどうかは分かりません。もしも使わないようでしたら、仕事道具の山などから適当にランプを入手させるか、明かりは十分だと答えましょう。)
 値上げ交渉に対しては、ファビョルンは、「おいおい、ネズミ退治にこれ以上必要なのかい?」というようなことを言います。
 裏を返せば、ネズミ以外のものがいた場合、ファビョルンに都合の悪いものを見つけた場合などには、賃上げ交渉の余地があるかもしれないということです。
 これは、PCには内緒にしておいて、最終フェーズで再びの交渉があれば、追加報酬を与えましょう。
 ややルールからはそれますが、もし、【商談】を持っているキャラクターがいて、使いたいそぶりを見せたときは、150Gほどの追加報酬を約束させても良いかもしれません。

 退治してほしいものの正体を聞かれたときは、ファビョルンは「わからない」と答え、従業員がボイラー室でなにかがかさかさいう嫌な音を聞いたということを口にしますが、ファビョルンはただのネズミだと思っています。
 しかし、ワイナリーのホッブはそれを聞いて青ざめた顔をしています。【精神で難易度7(※難易度は、特化型のキャラクターがいるかどうか、能力値のバランス、人数によって難易度は上下させてください)】の判定に成功すると、ホッブはそれを教えてくれます。
 従業員ではない、青白い、幽霊のようなフードを被った人影を見たということです。この人影の正体は、じっさいには幽霊などではなく、『勝手に住み着いた魔法使い』です。ファビョルンはそれを取り合いませんが、このように従業員がおびえているので、仕事にならないといいます。

 また、明かりの有無を気にしたPCがいた場合は、「ランプを持っていってくれ」と提案することも可能です。

 もしもPCが明かりのことについて気が付かず地下に降りたら、「明かりは十分」ということにしても構いません。引き返してランプを取って来ても構いません。
 ここで、【霊的視力】を持っているPCがいた場合は、「部屋は真っ暗ですが、○○さんにはよく見えますね。部屋の隅っこに、仕事道具が積みあがっています」などと告げ、そこを探るなどの宣言を出した場合、ランプを発見するといった流れも良いでしょう。

●ダンジョン


●【ワイン醸造室】
 地下へ降りると、両側に酒樽が並んでいます。発酵中のようですね。おいしくはないでしょう。
奥に、次の部屋へ行くための扉があります。

 この部屋を調査するには、【精神】か【機敏】で判定してみてください。目標値は10です。
振りたい人は一斉に調べてみてください。

>成功
 成功した人には、あちこちにネズミ捕りの罠が仕掛けられていることがわかります。カタカタと樽が動く音がして、ネズミと遭遇します。
>失敗
 カタカタと樽が動く音がして、ネズミと遭遇します。

 実のところ、この判定にはあまり意味がありません。達成値が一番高い人、明かりを持っている人などを指名して、GMは「ネズミとの戦闘になります。先攻後攻判定をするので、2d6をお願いします」と言います。
 何か良い行動があった場合は、積極的に達成値を+しましょう。

ーーー
【ネズミ(1体か2体、PCの人数によって選択)】
ネズミ:武勇1、機敏2、精神1
HP10
・麻痺牙:ダメージを1以上与えた相手を麻痺にする。
≪麻痺≫の効果:戦闘時の武勇・機敏判定の結果をー1する。
備考:頭は良くないので、ダイスで狙う相手を決めると良い。
ーーー

ネズミを強化するのであれば、HPを増減させてください。できれば≪麻痺≫の効果を示唆するために1ダメージは与えるのが望ましいのですが、1ターン持たないくらいで構いません。

 戦闘が終わると、ネズミでダメージを負ったPCは、なんだか腕がしびれるのを感じます。
 どうやら、通常のネズミとは違った特性を持つネズミのようです。
 このネズミを調べるには【精神】で12以上の値を出すか、牙でわざとケガをして、1d3くらいのダメージを受けて、何らかの効果を受けるかになります。ダメージの程度はロールの前に示唆しましょう。

 達成値を出した人間と、牙でわざとけがをした人間は、≪麻痺≫の効果がわかります。

●【通路】
 次の扉を開くと、しばらく道が続いています。棚が並んでいるほか、行き当たりに次の部屋への鉄扉があります。
【機敏か精神の目標値10の判定】に成功することで、棚か、あるいは、この通路の床を調べることができます。
 ここで、もしもPCに【鍵開け】技能を持っている人間がいた場合は、棚に鍵をかけておいてください。

・棚
>成功
 なにかのポーションが置いてあります。見慣れない文字でラベルに何かが書いてあります。精神判定の10で成功すれば、これがなんだかわかるでしょう。
 【百科事典】を持っているキャラがいれば、それで代用しても構いません。
>さらに成功
 調べると、それは麻痺を消す薬であることが分かります。3人分、あるいは先ほどの戦闘でひどい目に遭った人が多ければ、人数分ほどあることにしてください。使うには、戦闘中であればターンを消費することも伝えてください。

・通路
>成功
 ネズミのフンの上に人の足跡があることがわかります。ネズミ騒動が起こってから、従業員は立ち入ってはいないはずなのですが……。
 足跡は鉄扉からこちらへとやってきて、棚を物色して、再び鉄扉の向こうへ戻っているような気がします。

 ここまで処理を終えたら、しばらく薬を使ったり、雑談したりすることでしょう。程よいところで、扉の向こうから「やめろおおお!」という男の悲鳴が響いてきます。

●【ボイラー室】
 重い鉄扉を開くと、部屋の中に男が倒れています。男の周りには、大量のネズミ。ネズミが一匹、ネズミが二匹、ネズミが三匹……なんてものじゃない!
数えきれないほどたくさんのネズミが、目の前にいます。

 ネズミ軍団との戦闘です!

 GMは(おそらく扉を開けた一人)を指名して、先攻、後攻を決める2d6を振るように頼みます。

 また、先攻後攻の処理が終わったら、【精神で目標値10】の判定をするように告げます。これは、誰か一人でも成功すれば問題ない判定です。もしも失敗したら、次のターンにまたこの判定のチャンスがあります。

>成功
成功したPCは、ネズミがやけに統率の取れた集団であることに気が付きます。
ネズミのボスがいるのです。

 【なぎ払い】などの全体攻撃、または、【射撃】か【投射魔法】で『ボスねずみ』を狙うことができます。対抗能力値が普通のネズミより高い代わりに、算出ダメージが2倍になります。

 また、もし、誰も【ボスねずみ】に攻撃を与えられなかったターンは、統率されたねずみの集団にかじられて、全員が1ずつダメージを受けます。
ーーー
【ねずみ集団】
HP:30〜50※1、2ターンほど様子を見ながら、PCの人数と戦闘スキルの有無で調整すること。
武勇1、機敏2、精神1
2回攻撃で、≪麻痺牙≫を使います。
全体攻撃で、2回分の防御判定を行います。

【ボスねずみ】
HP:※ねずみ集団と共有
武勇2、機敏3、精神2
【射撃】【投射魔法】などで狙えば、算出ダメージ二倍。
全体攻撃を食らった場合は、上のネズミ集団のダメージに加えて、1回分の防御判定を行います。

・ラットフィーバー
 PCのターンが終わり、このボスねずみがダメージを負わなかった場合、全員にー1の固定ダメージを与える全体攻撃。基本的にこの全体攻撃には、麻痺の効果がありません。
ーーー

 ボスねずみを倒すと、ネズミの集団は急速に統率を失い、冒険者たちの相手ではなくなります。下水道に逃げていくのですが、もしもここから逃げ出したネズミがいる場合、また、次回のシナリオフックにするのもいいかもしれませんね。
 ボスねずみさえ倒せば、このクエストは成功です。

【倒れている男:怪しい魔法使い】
 重度の≪麻痺≫を追っています。彼は喋れませんが、首を振って「はい/いいえ」の意思を示すことができます。
※もしも【人徳】を持っているPCがいた場合は、彼の麻痺が解け、逃げ出そうとするか、攻撃しようとするそぶりをみせてもいいでしょう。怯えているような、やけになっているような描写をして、まだ説得できそうなフェーズであることを示します。

万が一男と戦闘になった場合のパラメーターは、以下の通りです。
ーーー
【男】
HP20以下(任意)
武勇2、機敏2、精神4
【投射魔法】【範囲魔法】
ーーー

彼は、律儀にも自分の悪行を吐露するような日誌を持っています。

【男の日記】

「×月○日
下水道をうろうろしてたら、妙なところに迷い込んじまった。
食料をちょろまかしつつ住んでみようっと。
結構居心地がいいじゃないか。
それにしても、ここ、割とあくどい商売やってんだなあ。
(以下、ずさんな経営について書いてある)

○月▼日
殺鼠剤をテキトーに混ぜてやったぜ。
そしたら、殺鼠剤にかかったネズミが、奇妙な挙動を見せたんだ。
白い小さなネズミが、別のネズミに、獲物をばりばり牙を突き立てて、倒しちまったんだ!
すげえ!!!麻痺ネズミだ!
このワイナリーに住み着いて、実験を開始する。
ネズミを兵器にして俺は、新世界の神になるのだ!」

彼がうっかりここに住み着いて、生物兵器を作ろうとした妄想がつれづれと語られています。
幽霊の正体も、彼の様ですね。

以上のイベントをこなせば、クエストはクリアです。

●デブリーフィング


依頼主に報告を終えると、みなさんは500Gずつの報酬を受け取り、このことは黙っていてほしいと念を押されます。

また、ファビョルンを脅すか、ネズミ退治意外にも男を捕まえたというようなことを言えば、ファビョルンは報酬をひとり600G(+150G)に値上げしてくれます。

サビョルンに顛末を報告し、このクエストは終了です。
報酬と経験点10を配布して、セッションを終えます。
お疲れ様でした。

●サブミッション


もしもゲームに慣れたプレイヤーが多かったり、少し変わったことをやりたければ、サブミッションを用意しても面白いかもしれません。
このルールを適用する場合は、全員か、少なくともライバル企業の人間と、用心棒は新規探索者であるとしておくと、次回も遊びやすいでしょう。
その場合、GMは事前に各人にアンケートをとって、以下の4つの中から、どんなことがやりたいか聞いておきます。
同じ陣営の人間は、お互いに名を知っていてもいいでしょう。

・【GMが許可を出すまで、所属を明かすことは不可】です。
・また【全員が、地下の某かを倒すという点では一致している】ということを伝えておくのも良いでしょう。

●敵を倒す(初心者向け)
 剥ぎ取り依頼です。シンプルにして、宣言さえ忘れなければ失敗しないでしょう。
 主に、ボスねずみの麻痺牙を手に入れることが目的です。複数いた場合は、通常のネズミや、尻尾や、その他の部位で分けるといいかもしれません。

●ワイナリーの用心棒
 ワイナリー側の人間です。従業員の中から、内通者を探るように言われます。改変しないのであれば、その正体は【ベイランド】です。
 また、もしもライバル企業を希望するPCがいた場合は、PCの誰か一人を告発するミッションを与えても良いかもしれません。
 失敗が考えられるミッションです。報酬を高めに設定しましょう。

●調査系
 星の学院(ルール参照)の人間です。不思議な生き物の調査を依頼されます。たとえば≪麻痺≫に感染した人間の血液を持ってくるのが依頼です。このシナリオでは、確実に【怪しい魔法使い】が麻痺しているので、その男の血液を持ってくれば成功します。瓶や注射器を支給するのも面白いかもしれません。
 また、「予め魔法使いがワイナリー付近をうろついていたこと」を知っていて構いません。
 PCの熟練度によっては、「できるだけ」として≪麻痺≫にかかった人間の血液を集めてもらうのも良いかもしれません。その場合は、ハンカチでちょっとぬぐうだけで十分、くらいにするとやりやすいでしょう。
 ロールプレイにも慣れている人向きです。

 もう少し難易度を下げるのであれば、【怪しい魔法使い】の持ち物に学院に関係のあるもの、あるいは魔晶石などを追加して、それを回収するに努めるだとか、そういったことを設定してください。

●ライバル企業
 ワイナリーの用心棒と対になるクエストです。人の目をかいくぐり、帳簿や日記などを手に入れるのが依頼です。おそらく、都合の悪い【日記】があれば持ってくるなどとすれば怪しさが出るでしょう。

【追加点】
・もしもワイナリーの用心棒として、ベイランドを告発するミッションを負うPCがいた場合は、最後のボスを倒した後、真上が従業員部屋であることを伝えてください。今は上には人がいない他、そちらから上がれば元来た道を引き返すこともないだろうということがわかります。
・また、依頼の後に告発フェイズを得ます。

【従業員部屋】
 ここは、あの従業員の男、二人の部屋の様です。窓があります。片方が汚く、片方が几帳面なベッドがあります。おそらくは、どちらかがどちらかのベッドなのでしょう。

 汚い方のを調べると、細い指輪があります。内側にライバル企業の紋章が刻印されています。
【発見】を持っている場合は、ロールなしに指輪を見つけます。そして、このベッドがベイランドのベッドであることを知ります。

 逆の几帳面なベッドには、なにかGMが面白そうだと思うものを設置しておくと良いかもしれません。ディディベアや、PCのキャラクター的に興味をひかれそうなもの、へそくり等。

●告発フェーズ

 もしも、『用心棒』のミッションを負ったPCがいた場合は、ファビョルンが冒険者を呼び止めます。
ファビョルン「教えてくれ、裏切り者は誰だ?」

>ベイランドを告発
 ベイランドが指名された場合は、ベイランドは逃げようとします。捕まえる宣言があれば、ダイスロールなしにも捕まえることができますが、その方が盛り上がるようでしたら、ダイスを振って判定させてみましょう。

 ベイランドが逃げたにしろ、捕まえたにしろ、ファビョルンは用心棒のPCの働きに感嘆し、褒めたたえます。

>ライバル企業のPCを告発
 見事にライバル企業のPCを告発した場合、いくつかの流れが考えられます。
GMはライバル企業のPCの動向を見守り、最後まで言い逃れる様子なのか、観念するのか、検討します。しばらくすると、ガラスの割れる音が響き渡ります。もしも最後まであがく姿勢を見せれば、それに気を取られている隙に、ライバル企業のPCに逃げるように促すと良いでしょう。スパイは都合の悪い日記を持っていけませんが、ベイランドとともに逃げおおせます。

 観念するようなら、そのまま逮捕、取り調べを行います。もしもPCが継続を望むようでしたら、ライバル企業がなんとかするでしょう。

 いずれの場合も、ファビョルンは用心棒のPCの働きに感嘆し、褒めたたえます。

>ライバル企業のものではないPCを告発
 KPは、こっそりとライバル企業のPCに「注目が告発役のPC、告発されたPCに集まっている」ことを告げ、逃げるようでしたら、指名されたライバル企業のものではないPCに本来の所属と目的を明かさせた後「扉がばたりとしまった」など。逃げないようでしたら、「取り調べによると、どうやら白らしいことが判明した」などとして、真相は闇に包まれたとします。

 特にPCが怒られたがっている場合を除き、そういうこともあるさ、といった感じにまとめます。

●エンディングフェイズ
 というわけで、最初のエンディングは、『誤って指名されたPCのミッション』あるいは『用心棒』か『ライバル企業』になります。

 ただ、もしもPCがキャラクター的にファビョルンを疎んでいそうな場合は、ファビョルンは『ライバル企業のやつめ』とブツブツ言ったり、『これからも働いてもらうぞ』等と言ったりしましょう。
 もしも和やかなようであれば、ファビョルンと相対して『乾杯!』といったところでしょう。

 次に、ライバル企業のエンディングです。
 ライバル企業のエンディングは、「組織でどんな感じですか?」と聞いてみて、使い捨ての駒っぽかったら、成功でも『了解した』と書類と報酬を渡すだけ、失敗の場合は追手が差し向けられるが、見事に返り討ちにしてそれで手打ち、だとか、希望にのっとって、かっこよくやりましょう。
 失敗して逃亡ロールプレイなど、やりたいことがありそうだったら、それに乗っかります。
 表面的にでも和やかそうだったら、報酬を与えて昇進を勧めたりしてみましょう。

 次には、調査依頼か戦闘依頼のエンディングでしょう。調査依頼では学院の人間の不出来を嘆き、PCを湛え、戦闘依頼ではPCの持ち込んだものをベースに武器が開発できそう、といったところでしょう。


 もう少し難易度を足したり、ブラックな要素を足したかったら、それこそNPCの『暗殺』依頼を出してもいいかもしれません。お偉いさんのワインに毒を盛る、など……。

クレジット:


シナリオ名は『ワイナリーのネズミ』
シナリオ製作者は:頻子(あるいは栖王ヴァルハラ3丁目)
このシナリオの参考はSkyrim『湿ったスピリッツ』です。

もともと元ネタがあるものです。
何かトラブルがあっても私は責任を負いませんが、その代わり、使用はお好きに……。
シナリオ作者などの表記も要りませんが、もし気にしてくださるのであれば、 大河物語と世界観を共有する同作者さまのフリーゲーム、ひょんなことから歴史の渦に巻き込まれていく素晴らしいアドベンチャー、『Ruina』 あるいは、ベセスダが作った広大なファンタジ―世界を冒険する終わりのない旅、コンシューマーゲーム『Skyrim』をよろしくお願いします(※)!!!
(※表記してほしいということではなく、以上を広告として聞き流しておいてください。)

このシナリオのβ版を一緒に遊んでくださった、Bcarさん、eveningさん、黒羽さん、ろばたにさん、さのみっつさん、そして、暖かく見守ってくださった鴨川のみなさま、ROMのみなさま、ありがとうございました!
この前やったときは、うっかり用心棒とライバル企業の難易度を誤ってしまいました。大変申し訳ありません。おかげさまで、少し調整しました。

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