架空共生層プレノード・オブジェクタ zero の感想

語彙に貴賤はないのです。目的がパンツでもいいのです。



あー、架空共生層プレノードオブジェクタzero、言い尽くせないほどになんとも哲学的なゲームですが、このゲームの、私が一番好きなところは、パートナーの存在です。
案内人。ランダムの同行者。Level-0がそれぞれ違った成長をしていくのとおんなじように、案内人もランダム生成なので、ほとんど一回限りの存在です。ああー、可愛い。可愛い。私の”貴方を好きな軽犯罪者”かわいい。はあ……。コウモリかわいい。



Level-0よりも何かを知っていて、かつて同じように手さぐりで世界を進み、自己を取捨選択して確立したのであろう案内人。チュートリアル。心の支え。この人、というよりはこの存在、情が湧いたころになってエンディングで消えてしまうんですよね。この喪失感が、とても好きです。自転車の補助輪を外されて、手を離されて、背中を推されて「いってらっしゃい」って言われる感じ。なんだか癖になる……!

チュートリアルの人だから。悲壮さはなく、運命として、そういう存在だから、寿命だから、先に産まれたから、まあなんか、たぶん、おそらく、そういう理由で。たぶん。あー、もうね、彼が居なくなったことによって、Level-0は自立しなきゃいけないな、っていう実感が持てて、好きです。これからは自分の足で歩け、とおっしゃる……!おっしゃっている……ような。そんな気がする!

このゲームをプレイしていていると、もう、身体の中の粒子がぐるぐると入れ替わるようなそんな気持ちです。自分とは何か、みたいな、あーいや、別にそこまで難しいことは考えていないのですけれど……ぽろぽっぽろ粒子になって、拡散して集合する、確定していないぼやっぼやのLevel-0が一歩一歩進んで、やっと膜を獲得していくような……。

せっかく囲い込んでも、まーたこぼしちゃうし。忘れちゃうそうだし。入れ替わってしまって、もう何が何だか分からないけど、少しずつ少しずつ固まっていって、自分が何者なのか確立していくような感じがたまらなく好きです。



あ、そうだ、エンディングのひとつに、目的の「彼」から手紙が届くものがあるんですよね。目的であるのだろう第三者、どのエンディングか忘れちゃいましたけど。特殊エンドかなあ。

エンディングは、これがすっごく好きです。パートナーを失っても、目的がまだあったから、次はこの人にあわねばならない、という前向きさがあって、一番前に進めるような気がする。
でも、前ってどっちだっけなあ。そんなゲームのような気がします。

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