プチ種のレビュー

【ジャンル】流れ作業
【配布元】プチ種 公式サイト

プチ種は、吉里吉里製のフリーゲームで、錬金術師オールト君を操作して遊ぶ、シミュレーションゲームです。

自分勝手なキャラクターと、ポップなアイテムと言葉チョイス、キュイキュイいう癖になる効果音に、やたら美しいイベントシーンやマスコット。
妙に、妙に、妙に。
バランス感あふれるフリーゲームです。なんでだろうか。

世界感は”宇宙寄りの庶民ファンタジー”とのこと。
プレイしていると、ほんとにそうだなあ、って思います。
このプチ種に出てくる人は、みんな大人で大人げないというか、他人との距離感が、危うげないような。自分の足で立ってて、泣きわめいたりしなくって、日々を生きているって感じでしょうか。
なんか、正しく庶民。
錬金術師とか、星のことに関してはとても壮大だったり。気温を上げたり、下げたり。重力をいじったり、ロマンですね。
錬金の材料の名前にもなんだかすごくセンスを感じます。アイソトープと、かにみそが並ぶ世界感。
ドラマチックなゆさぶりが極端に絡まないので、(それでも、三者三様になかなか壮絶な人生だと思うのですが)どこかほっとしつつも寂しく、いつか来るだろう別れを予感して寂しかったり。
ストーリーの方では良い意味で極端なインフレーションに巻き込まれないのに比して、作業の方はどんどん苛烈さを極めていきます。

個人的に、主人公のオールトくんには結構シンパシーを感じます。ほんわかですが、ある面では頑固でシビア。

公式サイト曰く、ジャンルは流れ作業。周回を何度も余儀なくされる、プチ種はまさに作業ゲーというジャンルだと思います。
”飽きたら辞め時の作業ゲームだと思って下さい”とのことですし、ほんとに、気が向いた時にちょっと遊んで、浸って、また遊んで、そんなゲームです。
しかし問題は。時間を置いてプレイするときは、状況を忘れているためにさいしょから始めるという私の習性だ。
私がこのゲームをコンプリート出来る日は来るのでしょうか。どれだけやってもクリアが出来ないのです。スタッフロールは見たから、クリアと言っても良いのかもしれませんが、コンプリートは……。難しい……。
しかもマルチエンド。
なんか、やればやるほど、すごい詰まったやりこみゲームのような気もします。おまけ要素も満点です。

ただ一つ、難点を一つだけ挙げるなら。画面が小さいです。
大丈夫大丈夫。あんなに平気でたまごっちやったでしょ。
ゲームボーイカラーだって今やったら画面がすごく小さいもの。でも、小さいです。小さいなあ。
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