END ROLLのレビュー

【ジャンル】探索要素が多めな、絶望系RPG
【配布元】END ROLL 公式サイト
(※DLはふりーむさんでできます)

人から教わったゲームにはどっぷりハマることが多いですね!
END ROLL、とっても面白かったです。いつもありがとうございます。
なるべくネタバレを避けようと思ったらなかなかまとまらない文章になってしまいましたが、以下、END ROLLのご紹介です。

END ROLLは、RPGツクール2000で制作されたゲームで、ジャンルは「探索要素が多めな、絶望系RPG」。
「ホラー&グロ・鬱要素や、非道徳的な表現を多く含みます。」ということで、推奨年齢は15歳以上です。

前提にどうしようもないほど憂鬱で陰鬱な雰囲気の漂うゲームではありますが、絵柄が可愛らしいのと、「前提に虚偽があって騙される」タイプの意地悪なゲームではないと思うので、公式サイトのスクリーンショットを見て苦手な雰囲気じゃなかったら思い切ってやってみるのも良いんじゃないかなあと思います。
事前知識なしでやるのもまたとても面白そうなゲームです。

ラッセルくんは『HAPPY DREAM』がもたらす優しくて不思議な世界で、記憶を拾い集めながら『罪悪値』を上げて更生することを求められます。
プレイヤーはといえば、ラッセルくんを操作しながら、彼が更生しなくてはならない事情や彼の気持ちをちょっとずつ知って行くことになるんじゃないかなあと思います。

もうー、導入からしてあまりに衝撃的で、公式サイトの可愛いキャラクターにどれだけ嫌われても裏切られても死んでも殺されても大丈夫なようにいろんなこと考えてたら本格的にプレイするまでに時間がかかりました。
やってみたら、結局は全て終わった後の話(END ROLL)で、そういう覚悟はあんまり必要なかったんですけど!
出発からしてからっからに乾いたどん底なので、現実的にはもうそれ以上悪くなりようがないというか、ラッセルくんに優しい非現実の世界とキャラクターにほだされて、どうあがいても取り返しのつかない状況を分かっていても、知れば知るほど魅力的なキャラクターを好きになってしまってつらかったです。

とりあえず難しいアクションを求められるようなことはなく、RPGとしての難易度も控えめです。寄り道が楽しかったので、ロクにレベル上げしなくても何とかなりました。

精神的に大丈夫かどうかはすごく人によると思うんですが、私に限って言えば「視覚的に痛々しい」っていうよりは全て「心が痛い」って方向に向くので、気持ちはあまり消耗しませんでした。
誰かが嘘をついているということはないし、ぼんやりと全体像から先に見えてくるので、「知らない方が良かった……」って思うことはなくて、「辛いことがあるのは分かったけど、早く読みたいな〜」っていう心構えでお話を進めることができました。進めることができたっていうか、やめることができなかった!

きまった正解のないようなどうしようもない調子で進むディストピアがものすごいバランスで、ラッセルくんなんて、フィクションとはいえ一歩間違えれば生理的に受け付けないキャラクターになりそうなのに、ぜんぜん嫌いにはなれなくて不思議です。
キャラクターとはイベントで交流を温めることができて、エンディングでは細かいセリフに変化があります。
何かのついでに、一緒に行動して、絆を深めるタイプの……こういう……こういうの好きなんだよなあ!

会話やセリフが細かくて、少しイベントを進めただけで町のみんなどころかサブNPCのコメント、果てはモノを調べたときのメッセージですらガラッと変わります。どこか達観したキャラクターの不思議でスパッとした言い回しが素敵で、ぞくっとするような場面が何度もありました。
ちょっとしたやりこみやおまけ、隠し要素も満載で、セリフやイベント集めに執心するタイプの人間がハマるとなかなか辞められません。
inserted by FC2 system