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パレドゥレーヌをプレイしました その3

パレドゥレーヌのメインの騎士さまがたはなんていうか……。
そつなくて、かっこよくて、きちんと味方してくれるし、わりと非の打ちどころがないので、完ぺきすぎて無性に腹が立ってきます。
なぜだ。なぜなのか。
こういうゲームをやっていると非常に照れます。

はあ。はあ。へーーーー。ふーーーん。へーーー。そう。なるほどねー!はいはい。
気がついたら最初から最後まで3周しているというところに罠がある気がします。

なんだか、思惑にはまっているようで悔しいような。
楽しめているからいいか。

なんか、恋愛要素のあるゲームをやっていると、思わずふざけたくなるというか、突っ込みたくなるというか、熱量があまって気を逸らしたくなるようです。

・アストラッド
\フィーリアー! 遊ぼー!/
どこまでもまっすぐなはねっ毛騎士さん。
この幼馴染キャラたちのばつぐんの安定感はなんなんだ!

あの意地悪宰相の下で冷遇されているのかと思えばわりかしそうでもないらしく、よくこんなお日様みたいに育ったなあ。いい子だ……。

恋心を自覚したあと、ひょっとすると距離をとるのかなあと思ってたら「そっか!」とそのまま受け止めていたのが非常に爽やかで良かった。
執政ヴィンフリートさんの一面も見れて楽しかったです。

物語の後半、主人公の政敵、ディクトールさんとの関係に悩んで距離を置くことに。
「真意を確かめてくる!」って帰っていって、うっかり暗殺されたりしないかひやひやとしていましたが大丈夫でした。大丈夫だった。
素直に利用してやるって言って悩ませるところがまたまあ。黙って「そんなことはない」って言えばいいのにまあ……。宰相さんはほんとにまあ……。悪役になりたがるというか……。
あの悪幹部がた好きで仕方ありません。ディクトールさんとエピドートさんの古株連合、いい味出してる……。
アストラッドさんとエンディングを迎えたらお義父さんでいいですか。

ところで、このゲーム、関係が決定的になる前にさっとイベント進行が止まって、最後の日へとつながるのが、なんていうか。さすがです。

・ディトリッシュ
マンハイムのハーフ人外さん。YES!トンガリ耳!
正真正銘、黒貴族さんちのお坊ちゃん。おお。おおー。おお……。
とっても有能ですし、最初っから好意的なのでなんだか安心です。オープニングのあの王女さまピンチのときに王女側についてくれたのは嬉しい。

1周目には、黒貴族と対決してくれました。フラグが足りなくて死ぬんじゃないかとずっとひやひやしてました。討伐に成功したときは、ほんっとにまあ、すごくかっこよかったです。呼び捨てにしやがって!
これだけかっこいいと、なんだか見てて悔しくすらある。

父親との関係も憎しみ切っているでもなく、かといって寝返りそうでもない関係で、パレドゥレーヌのみなさんはこうかなってお約束や予想を上手に利用しつつも、良いところ良いところで複雑な一面を見せてくれるので、愛着がわいてくる気がします。

・ヴァルター
いつもいつも、もめごとや決闘はヴァルターさん頼みです。頼りになるなあ。
このやろう! オープニングですぐにいなくなりやがって……! 心細かったじゃないか……!

気のいいアニキ分かと思いきや、わりと壮絶な過去をもってらした。

女の人が苦手らしいと言われると、「ああ、そうか」と気を使ってなるべくほったらかしたくなるので、なんだか、呼びつけたりエンディングを見るのが申し訳ないような気がします。

イベントで交わす、「まだちょっとでも愛しているか」「いや、ぜんぜん」がもう……。
そんなミザリィさんが潔くて好きだったりしてな!

ミザリィさん、わりと好きなんですけれど、やってることがシャレにならないのでやっぱりただでは済まないキャラではあるんだろうなあ。

・エヴァンジル
「あなたのエヴァンジルです」
いちいちあいさつが面白い弁論術の達人、軟派な騎士さん。
言い回しの独特さがどことなくオベルジーヌさんと似ているんですが、すごいもんです。方向性とか、ボイスとか、加減で、キャラが被ってない……!!! なんだこの描写の描き分け!

ははあ、きっと面白くて困ったナルシストだな、って思ってかかったら、ものすごく大人で、軟派ってほど浮気者でもありませんでした。色男だった。ちくしょう。
みんな揃ってビンタしたい非が無くてきいってなります。
悔しい。みんなして身辺がきれいすぎる。なぜだ。プリンセスシミュレーションだからか!

エンディングがあまりに甘かったので、思わず「打ち首」って言ったら「冗談……だよな!?冗談……!?」って焦っていたのが絶妙でした。
エヴァ先生はかっこいい。

・エリオット
ちびっこい年下騎士さん。
可愛いねって感じの選択肢を選んだら「よく言われます」ってにこにこ。
ちくしょう、ちっちゃいのにコンプレックスもってるタイプじゃなかった。開き直ってるタイプだった。可愛い。

全編を通してルーツを辿ろうとするものの、聖騎士のなかでも、裏切りの騎士の家系だということが判明してしまいます。亡霊のフレンドリーさはなんなんだ。死んでる領主さまいるもんなあ……。
ひたすらに「お役に立てなかった」と、ぼろぼろ泣くのが非常にいじらしかった。
天使か。なんでそんなに眩しいんだ。

しれっとご先祖さまをあしらうところとか、すごい大物臭がする。
みんなしてどうしてこんなにまっとうなの。

・ヴァン
すっかり王子派。
数少ない王子イベントが目白押しで、エクレールさんとの対比が非常に面白いものです。
みんな姫に甘いので、このくらいの距離感もなんかほっとします。
しかしその分お仕事には興味なさそうです。働け!

全編にわたってミステリーで、なんだか不思議なイベント群でした。
うわあ。うわあああ。
SAN値がごりごり減りそう。
王子の影を求めて政敵ディクトール氏のところに行ったかと思えば、マンハイムから協会まで……。
く、苦労人……。
エンディングでは、「王子に言われたからなのか」と尋ねると、「勿論」と即答。
その心意気や良し。
そこまでつきぬけてると嫌いにはなれないな。
君はもうそれでいい、そんなきもちです。
姫にあんまり興味がない人をそばに置いておくとバランスが取れる気がする。

・イリヤ
亡国の王子さま。なんて不穏分子!!!よし!!!来い!!!
国を内側から興したり玉の輿を狙ったり……と、起こるかもしれないトラブルに思いをはせていたら、全くそんなそぶりなんてなかった。
態度に多少難があるものの、フツーにいいひとだった。
私は何を期待しているのか。

イリヤ王子自体は物凄くクリーンでしたが、国の残党のたくらみが割と洒落にならないもので、……精神面のフォロー……死んだらどうしよう……とか思っていたら協会が上手く噛んできて収めてくれました。
イリヤさんがウィーギンティさんにケンカ売ってスルーされてるのが、ものすごく面白い。
この二人面白い。
嫌われてるところから始まるのかと思ったら、割とそうでもなかった。
信じてるよイリヤさん!

ハウゼンすごい羨ましい。
このゲーム、姫さまと騎士以上にその周辺の主従関係まで美味しいなあ……。
ところで、内乱で迎えに来てくれたフィーリア殿下が「次の城はお前の家だな」みたいな選択肢があって、さすがだと思いました。

・エクレール
最初の印象はまあ、味方の、好感度教えてくれそうな侍女だなあ、可愛いなあ、足を引っ張るなよ〜、くらいに思っていたのですが、やればやるほど……。
最初のころは、「お、いいとこでわがまま察してくれて、姫さまがわがままになってもイベント進行がスムーズで、いいなあ!」と思ってたら、しばらく悪いことやっているうちに、どのルート通っても、どんな姫さまでも、揺らがない愛を見せつけられることになりました。安定感。
アデライードさんのエンドで成り代わり、内乱で泣き……。
献身と親しみが同時に存在するなんて思いませんでした。それも独占しようとかっていう感じではなくて、そっとしたアシスト。
イベントが埋まるたび、埋まるたびに彼女のことが好きになりました。
ずっと安定していて、とても好きです。
内乱エンドはとても熱いですが、彼女と離れるかと思うと辛いので、やっぱり王さまになろう。
ヴィンフリートさんもエクレールさんも「本気を出せば実は強い」、ってことはなくって、それだから別の役割を負ってるんだなあって気もします。
年上のお姉さんで、めちゃくちゃ可愛がってくれる。

・ヴィンフリート
シルヴェストルさんちのお坊ちゃん。姫シンパ、味方、よっしゃあ! と思ってたら、それほど甘い人ではありませんでした。エクレールさんが飴ならヴィンフリートさんがムチ。でも、やたらめったらと厳しいわけじゃなくて、真面目です。
すごく冷たかったり逆らうわけではないし、暗殺なんてやってたら、特にこの二人には嫌われるんじゃないかとビクビクしてたんですが、「ここは〇〇どのに退いていただくのが上策かと」などと口にする始末。こんのひとたちは……。このひとたちは……。
簡単なモードだと、彼に任せっぱなしでもしっかりエンディングまで行けまして、かなりお世話になりました。執政室を訪ねたりイベントをすすめておりましたら、それほど万能ではなく、男装も見抜けないし、戦いは不得手、……と、出来ないことがさまざま発覚して、おお、人間だなあ、とじわじわ好きになっていったものです。
度のあってないメガネをもっているのが非常にいじらしくて可愛かったんですが、ちょっと申し訳ない気もします。
「想っていい立場でも……ない」って言うセリフがうろ覚えですが、真ん中の「……」の間がなんとも苦渋がにじみ出ていてですね、パレドゥレーヌのそういうところが好きです。
彼のエンドは、和気あいあいとしていいなあ。一緒にメガネ。


放蕩騎士さまがたとはまだあまり仲良くしていないので、メインキャラクターのみですが、こんな感じです。

「ツンデレ?」とか「ナンパ系」って印象を仮置きしてから始めると、しだいにいろんな面が見えてくるのがいいなあ。奇をてらったでもない感じの非常に良いバランスというか、パレドゥレーヌはまた、そのあたりに魅力があるような気がします。
大事なところは一貫していて、キャラが立ってるのでいいなあ。


(2015/09/01 エクレールさんとヴィンフリートさんを追記)
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