パレドゥレーヌをプレイしました

パレドゥレーヌ。プリンセスシミュレーション。
ぷっぷりんせすぅ? なんだか照れちゃうな。
プリンセスなので、もちろんいろいろと悪いことするのも可能です。

王座を目指して騎士を雇って、決闘をしたり謀りごとをしたり……。いろいろできるゲームです。
ちょっと不思議な言い方ですが、このゲームのジャッジには、とても安心できます。
暗殺やらぶっ飛んだ選択肢、意地悪な選択は出来るんですけど、しなかったときはマイナス値が返ってこないから、私はこのゲームが好きです。

……まあ、ひとりでやるゲームですし、プリンセスシミュレーションですから、初期の好感度はあるし、プレイヤーには甘いんですけれど……なんだか、イベントにとてもフェアさを感じます。考えが足りないなあ、って感じがしないし……そりゃあ多少しょうがなくピンチになることもあるけど、選ばせてもらえるし、だいたいは大事にはなりません。
誰かのドジというよりは国難としてクエストが降ってきてくれるので、馬鹿らしくなったりしないといいますか。面白いぞ!

恋愛ルートとかあって、まあそれなりにちやほやしてもらえるけど、政敵ディクトールさんなんか、知れば知るほど「ひねてるなあ」なんて思うんですが、手を抜かれてる、茶番って感じはしないし、きちんと容赦がない時は容赦がないし、コメディとシリアスの切り替えがそつなくて非常に素敵です。

あるときは笑えて、あるときは「まずいな」って思えて、なんだか、パレドゥレーヌはそういうところが非常に好きでした。これレビューではないですね。うーん。上手なんですよ! イライラしない!
(でも、多少ストレスを感じたところで、許せるゲームもたくさんあります)

側近組の配置も絶妙で、姫としてまずいことはエクレールさんがちょいと出てきたり機転を利かせてくれたりするし、それでもヴィンフリートさんは苦言を呈してくれるし、多少やんちゃしても、あんまり酷い結果は招かないっていう信頼があって、そのうえで「じゃあ暗殺するか」とか考えられるというのが嬉しい。
このジャッジあってこそ、いばらの道に足を踏み入れられるというものです。
このへん、上手に言えませんが!
このゲームにはとても安心できます。
不可抗力ではなく、失敗をするときはそれらしく予兆があって選ばせてくれるゲームは非常にありがたいです。
姫さまの危機!駆けつける騎士! って感じじゃなくて、むしろフィーリア姫さまが助ける側だったり何かしてあげるして、非常にきもちいい。そればかりでなくみんなばりばり本命の「王さまになる」というミッションをこなしてくれますから、お仕事してるなあっていう有能感。サボってないな。

私、こういう、冒険やら色々なことのついでにちょっぴり恋愛要素があるゲームを非常に好いております。

それと、なんだかテキストが良かったなあ。3行のシンプルなテキスト読んでるだけなのに、用語もすらすら入ってくるし、人の子の未来のためにとか、毛皮と宝石に守られた子ども時代とか、独特な言い回しは耳に残りました。
フィーリア姫さまは選択肢くらいしか喋らない無口で無限の可能性を秘めたお方ではありますが、ディトリッシュさんの夢の中でフィーリア姫が喋っているところや、聖誕祭の3人称テキストなんか、「お、様子が違うぞ」と、ひやっとしました。
用語なんかも、「これこれこういうことです」って説明が入る前に生活に溶け込んでいて、叙述が非常にいいなあ。その世界のキャラにとっては当たり前のことを説明させるのは難しいものだと思いますが、すっぱりないのもあって、それでもわかるからびっくりしました。知らなくても試されるようなことはないし……。

それと、エクレールさんが好きだったのは非常に大きいなあ。恩着せがましくなく、見せ場を奪っていくようなタイプではなく、姫さまが好きで、まあ、だいたい友情の範疇ととらえることができ、献身だけど独占ではなく、フォローが上手な、気を利かせてくれて、しかも姫さまが立場上「できない」ことを一番にやってくれる、でしゃばらない、非常に上手なキャラクターで……。
この、この安定感……。ドラマチックなそぶりは決して見せないけれど、スパッとした決断がきれいに王女さまに向けられているのがすごい……。

黒貴族さんに「あの侍女も連れてく?」って言われてちょっと「あ、それなら」とか思ったのは内緒です。


ジャッジが公平なゲームが、私は好きなようです。もちろんたまにはしてやられた、っていうのも好きで、ゲームの判断基準も、パレドゥレーヌの良さも、それだけじゃないけれど!
パレドゥレーヌをやっていると、なんだかそんなことを思うのでした。
inserted by FC2 system