Elona orehack グラナダと愉快な仲間たち

――やった! カオスドラゴンが仲間になったよ!

■冒険者グラナダ


ドラゴンに憧れ、ドラゴンを追い求め、ドラゴンたちと一緒に暮らす冒険者。
リッチとしてよみがえった時の思い込みは、不思議な形で屍に定着した。
お話の『グラナダ』は、ドラゴンスレイヤーだったはずなのだが……。
リッチとはいえ、お腹もすくし怒ったり笑ったりもする。
猛烈な虚無感が心を苛むときがある。
そんなときは、アテレコも放棄して地下シェルターに引きこもるのである。

■第二の生
特筆することもない人生だった。
つまらない生を埋め合わせでもする気なんだろうか。
墓場から這い出した一体のリッチ。
僅かに覚えていたのは、自分の名前と、ドラゴンに対する強いあこがれ。
――それは、生前読んでいた冒険小説からの借り物にすぎなかったのだが。

■冒険スタイル
遺跡荒らしの名の下に、ダンジョンシークにいそしんでいる。
攻撃手段は主にマジックアロー。

■趣味、特技
趣味はドラゴンと触れ合うこと。
ドラゴンを愛しているというよりは、ドラゴンといると執着が満たされ、目的が達成されてしまうので、それ以上何をどうしたらいいか分からないのだ。
たまの吟遊や討伐依頼なんかがグラナダと世界の僅かな接点である。特技というほどではないが、ドラゴンの食事を用意するために料理のスキルがわずかにある。
また、ひきこもりらしく読書のスキルも意外と高い。

■愉快な仲間たち



・グリーンドラゴン
「ぼく、頑張るよ!」
グラナダといちばん付き合いの長いドラゴン。
彼らは人の言葉を話さないので、セリフは全てグラナダが裏声であてている。
鳴き声は、「ワン」。
グラナダは勝手に少年っぽい口調でアテレコしているが、実際はグリーンはドラゴンの中でも一番の年長。
言葉こそ喋らないが、ドラゴンにしては思慮深く、人一倍独り言の激しいグラナダを不憫に思っている。

なお、グラナダは前生からの因縁を主張するが、そのような事実はない。

・ホワイトドラゴン
「やれやれ……」
グラナダが仲間にした二番目のドラゴン。
寡黙にして吠えず、「お願い」すると即座にブレスをやめてくれた。
なかなかのお利口さん。
戦隊ものブルーのようなメガネっぽい感じで声をあてている。
グラナダの言っていることもある程度理解できるようで、失礼なことを口にすると尻尾で抗議をする。

・レッドドラゴン
「俺様の…ちょ、熱い熱い熱い!」
気性が荒く、非常に獰猛で、肉を食らい火を吐く。
グラナダの立場を下だと認識しているらしく、食べ物が足りなければどしどしと足を踏み鳴らし吠える。ブレスを吐く。やりたい放題である。
「俺様〜」で声をあてるが、セリフの途中で炎をはかれることもしばしば。
やんちゃなさかり。いちばんの野生。とても若いドラゴン。

・エレキドラゴン
「HAHAHA、なんてこった!」
グラナダが平地で捕まえたドラゴン。ドラゴンの中で唯一のメス。
おっとりしていてグラナダの言うことも良く聞く、手のかからないドラゴンである。
怒らせると手のつけようもないのは間違いないが……。
グラナダはなぜか外人っぽく声をあてる。……なんで?

・冥界ドラゴン
「ふん、人間の分際で……」
ダンジョンで手に入れた、巨大なドラゴン。
グラナダは勝手に魔王っぽいアテレコをするが、ドラゴンの中では一番のビビリ。
一言も発しないで隅っこにいることが多い。

・カオスドラゴン
「世界の半分をやろう!」
冥界ドラゴンで魔王っぽいアテレコをしていたため、正直、カオスドラゴンを喋らせるネタがない。キャラが被っている。
四天王っぽいほうが冥界ドラゴンで、魔王っぽいのがカオスドラゴンらしい。
思慮深く、おっとりしている不思議ちゃん。人語を理解しているかどうかはいまいちわからない。
高貴で綺麗な紫の目をしている。

・ドラゴンバッド
「た、たいへんでヤンスよ!」
グラナダは勝手に卑怯な三下っぽいアテレコをするが、いたって普通のコウモリ。
普通のコウモリよりはちょっとは強いかもしれないが、遺伝子組み換えでない。
名前がドラゴンだという理由でメンバーに加わった。
仲間たちに比べるとかなり脆弱なので、普段はマスコットキャラクターとして家でお留守番している。
右羽が少し破れている。

■ドラゴンテイマー
一応、グラナダはドラゴン族には敬意を払い、なるべく戦闘を避けることにしている。ただし、仲間たちはあまり意に介していないようで、同族にも猛烈に襲い掛かっていく。
とくに普段おとなしいエレキドラゴンは、敵対するドラゴンを嫌うようだ。
雌だからだろうか?

■死因は?
かつてのグラナダの死因は、呪われたヤドカリ料理を食したことによる中毒死である。どこかでほっと安心するような心地を感じながら死んでいくのは、生存本能を奪われるようで恐ろしいものだった。
グラナダは死因を、(というより生前の自分を)覚えていないが、ヤドカリを見ると取り乱し、ありとあらゆる手段で支配を試みる。そして、ダルフィに売り払うのである。

■交友関係
ドラゴンと延々としゃべっているようなグラナダに友と呼べる存在はいない。一対一で話そうとすると、思いのほかに無口である。
「ああ、お前たちの言ってることが分かればなあ……」と、グラナダは事あるごとにぼやくのであるが、それを聞いているグリーンドラゴンはそのうち幻聴でも聞こえるようになるんじゃないかとひやひやしている。
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