すれ違い通信に失敗した日

私「聞いてくれ弟よ、旅行先には一人たりともFEifプレイヤーがいなかったんだ。
一日中歩きまわったってのに、すれ違い通信の1件も入っていやしないんだ」
弟「電源はオンにしていたか?」
私「え?」
弟「3DSの電源はオンにしていたか?」
私「え?」

To あの日の自分へ

こんにちは。
元気にしていますか?
旅行、楽しかったですか?

小旅行の間、カバンの底に入っていた3DSは、
ずっと蓋が閉じられたまま、電源が入っていませんでした。

なんとなく、私は、
3DSの電源が入っていなかったとしても、
それでもすれ違えるって、
心のどこかで思っていました。

世の中、そんなに甘くありませんね。

3DSの電源を消したまま、
すれ違い通信はできません。

だから、
すれ違い通信は、
1件も入っていませんでした。

私は、いつの間にか、3DSなら、
たとえ電源を切っていたとしても、
すれ違い通信をしてくれるんじゃないかと
甘えていたように思います。

かつての私は、
白夜と暗夜だと、どっちの方が多いんだろう とか、
まあ、せいぜい多くても5件くらいかなとか、
お客さんが来るわけだから、牢屋は端へどけておこうだとか、
いろいろなことを考えていました。

あいさつカードの一文を、
無難なメッセージにするか、
ウィットの効いた印象の強いものにするか、
出身を「ベルン」にするのはさすがに図々しいだろうかなどと、
他人からしたら非常にどうでもいいことで、
小1時間、悩んだりしました。

1泊2日分若かった私は、
すれ違い通信を受け取った後のことばかり考えて、
受け取ることを全く考えていなかったのです。

これでは、すれ違い通信などできようはずもありませんね。

少しでも、すれ違い通信の気持ちになって考えれば、
それに気付けたかもしれません。

私は今、
インターネットで適当に見つけたマイキャッスルに出かけて、
無差別にバスタオルを配っています。

私と同じような思いをする人はもういなくていい。
そういうこととは
一切関係がありません。
ただのヤケです。

たまにまたこっちに遊びに来てくれる人がいたりして、
それがまた楽しいです。

あの日の自分へ。

すれ違い通信を続けていれば、
いやになることも、
たまには失敗することもあると思います。

それでもやっぱり、
同じゲームをプレイしている人がいるのだと感じられるすれ違い通信は、
とても素敵なものだと思っています。
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